そらとぶあかうさぎ

• 2020年07月05日

  『隠居すごろく』を読んで

  『隠居すごろく　　完読』著　者　　西條奈加発行者　　郡司　聡発行所　　株式会社KADOKAWA第１版発行　2019年3月29日第2版発行　2019年5月10日巣鴨で６代続く糸問屋のご隠居様のお話孫の千代太の世話をするうちに　色々な　様々なお世話をすることになる現役時代とは違...
• 2020年06月14日

  『罪の轍』を読んで

  『罪の轍　　完読』著　者　　奥田秀朗発行者　佐藤隆信発行所　株式会社新潮社第１版発行　2019年8月20日第4版発行　2019年12月10日内容は重く、つらい結末。往復の通勤電車での読書タイムだけでは気になり就寝前にも読んだ。犯人の宇野は子供の頃に義理の父から殴られ、...
• 2020年06月07日

  『流人道中記　上下』

  『流人道中記　上下　　完読』著　者　浅田次郎発行者　松田陽三発行所　中央公論新社第１版発行　2020年3月10日 どれほど目を凝らそうと、世の中にはひとりだけ見えぬ顔がある。自分自身の顔ですね。鏡に映したところで右と左が逆様だから、決して正体ではない。　どれほ...
• 2020年05月31日

  『わかれ縁』を読んで

  『わかれ縁　　完読』著　者　西條奈加発行者　大川繁樹発行所　株式会社文藝春秋第１版発行　2020年2月20日「これも女将さんの人徳ですね」「人徳というか、薄情けというか……良くも悪くもな」「女将さんは、薄情な方ではありません。さっきだって…」「いや、薄情ってのは...
• 2020年05月03日

  『弥生、三月』を読んで

  『弥生、三月　　完読』著　者　南々井　梢発行者　平野健一発行所　株式会社徳間書店第１版発行　2020年2月15日「あのときっていつよ」「あのときは、あのときだよ」「だから、いつ」「あのとき」に思い当たる時が多すぎて、思わず笑ってしまった。こうしているうちにす...
• 2020年05月02日

  『熱源』を読んで

  『熱源　完読』著　者　川越宗一発行者　大川繁樹発行所　株式会社文藝春秋第１版発行　2019年8月30日第5版発行　2020年1月25日「私たちは滅びゆく民と言われることがあります」　ロシア語の思わぬ出だしに、まずブロニスワフが顔を上げた。「けれど、決して滅びません。...
• 2020年03月22日

  『あきない世傳金と銀　八』　を読んで

  『あきない世傳金と銀　八　　完読』著　者 髙田　郁発行者　角川春樹発行所　株式会社角川春樹事務所第１版発行　2020年2月18日梅松は、どうにも情けなさそうに幸を見ている。その視線を受け止めて、幸ははっと気づく。「お梅どん……」幸の一言を耳にして、賢輔が盛大に...
• 2020年03月01日

  『店長がバカすぎて』　を読んで

  『店長がバカすぎて　　完読』著　者　早見　和馬発行者　角川春樹発行所　株式会社　角川春樹事務所第１版発行　2019年7月18日しかし最も重要なこの局面でいつもの店長に戻ってしまった。「それでは聞いてください。谷原京子さんで『つぐない』の感想です。」それでは聞...
• 2020年02月23日

  『お勝手のあん』　を読んで

  『お勝手のあん　完読』著　者　柴田　よしき　発行者　角川春樹発行所　株式会社角川春樹事務所第１版発行　2019年12月18日やすは、あの時のお小夜の言葉を思い出した。仲良しになったの。仲良し。なぜか胸がふんわりと温かくなる。なんていい言葉なんだろう。仲良し。今...
• 2020年02月16日

  十二支　　うさぎ

  大人の習い事　『ひとはり』ひと針、ひと針、ちくちくと楽しくおしゃべりをしながら。【うさぎ】　の縁起話ことわざに『うさぎの上り坂』とあるように、良い方向に進む躍動感ある生き物です。また、家族で行動するうさぎは家族愛を象徴する干支でもあります。アタシ、うさ...

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